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比べてみた!!車買い取り業者別傾向と対策・・・TーUP

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ではまた全国展開されている大手業者の紹介に戻ります。今回はトヨタ自動車の中古車買い取りネットワークTUPのご紹介です。

【あっ!!買い取り・・・駄洒落です】

同社のマスコットキャラクターになっている赤い鳥、他愛ない語呂合わせです。トヨタの5つの販売チャネル(トヨタ店、ネッツ、トヨペット、カローラ店にレクサス店を含む)を示した5本に分かれた鶏冠を持っています。TUPはガリバーと並び業界最大手で取り扱い台数と店舗数は共に首位、日本国内に網羅されたネットワークの広さを誇っています。

TOYOTAの持つ抜群の信頼性を継承】

知名度はもちろんの事、明瞭な買い取り価格の説明や個人情報の管理能力、売却金の入金日の事前連絡等々決め細やかなサービスと丁寧な接客が評価の高いT-UP。元来のトヨタユーザーはもちろん他社のユーザーも好んで利用する買い取り業者です。特にネットでの査定や店舗検索などが苦手な年配の方にも綺麗で大きな看板は目立ち見つけやすくて立地も良く、複雑な手続きの代行も安心して任せられる落ち着いた雰囲気のしっかりとした店舗を構えているのも特徴の1つです。

T-UPの持つ強み、その1・・・流通ルートの確立】

同一車種の買い取り価格を大きく左右する要素のひとつが、一般的な中古車業者の買い手売り手双方に発生する中間マージンです。例えるなら漁師が水揚げした魚を100円で市場に出して仲買人が120円で仕入れ、さらにそれを140円で地元スーパーに卸すと主婦は150円で買うことになります。この50円の差額と同じことが中古車市場でも発生します。そこでT-UPは全国約1700箇所ある中古車取り扱い店舗に直接流通する事で中間マージンを最大限カットし、持ち込まれた中古車を高価で買い取る事を可能にしています。これはTOYOTAの持つブランド力のなせる技だといえます。

T-UPの持つ強み、その2・・・よい商品に仕立てる技術の高さ】

本来自動車販売ディーラーであるTOYOTAの買い取り店特有のパワーポイントのもうひとつは「TOYOTA直営店の中古車なら品質は折り紙付きだろう」という販売時の付加価値が付くことでの販売実績の高さです。これはTOYOTA自身が設立した整備士学校で手塩にかけて育てあげた業界内でも屈指の有能な整備士軍団を抱えていて、彼らが買い取った中古車を隅々まで点検、整備を施すからです。そんな優秀な中古車を販売するU-CARネットワーク、なかでも自動車公正取引委員会等の第3者団体が監修した厳しい基準のクリアとシートまで取り外し消臭、除菌まで行う徹底した車両のクリーニングをした認定中古車ブランドT-Valueは信頼を集め、好調な販売成績を叩きだし買い取りツールであるT-UPの他業者との競争力向上の基礎となっています。

【とはいえやっぱり・・・

他社の中古車買い取りも積極的に行っているTUPですが、他のディーラー車種に比べやはりTOYOTA車種が高価で買い取りされる傾向が見られます。これはTOYOTAユーザーは何代にも渡り一筋にTOYOTA車に乗り続けている事が多いため、先ほど述べた販売店舗も他社の車の売れ行きより圧倒的に自社の車の実績が良いことに起因します。

【完璧に見えるT-UPにも弱点が・・・】

上記した同グループ内の販売チャンネルで厳選された中古車の販売が可能な理由が実はT-UPの弱点となってしまいます。それはメンテナンスに必要な部品の入手すら困難な低年式車両などいかなる整備技術をもってしても、店頭に並べるだけのクオリティを復旧できない車への査定が他社に比べても相当厳しいことです。「TOYOTAの中古車店だから安心して買ったのにすぐに壊れてしまった」等の評判は信頼、信用を第一に考えるTOYOTAグループ全体の総意に背くからでしょう。そのような車の売却には不向きなので他の選択肢を模索しましょう。

【まとめ】

他社にも言えることですが、日本で一番街中を走っているTOYOTA車を最も多く買い取り、優秀な中古車をまた市場へ循環させるT-UPの役割は単に利益をあげる企業としてだけでなく、限られた資源を有効利用し環境保護を目指すという現在社会の大命題にも貢献しているのではないでしょうか。

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