自動車整備工10年のベテランが車を高く売るための情報をまとめています。

【比べてみた!!買い取り業者別傾向と対策・・・地元中古車店編】

さて今回はチェーン展開されていない昔ながらの地元店舗が行う中古車販売店の買い取りに見られる傾向について触れていきましょう。

【行きつけのお店だから安心】

多くのドライバーさんにはそれぞれ日頃のメンテナンスや車検などでよく利用する馴染みの中古車販売店修理工場があるはずです。なかには親、祖父母の代から長い付き合いをしていてもうそのお店しか信じていない方などもおられるでしょう。信用があり長く営業されているそういった中古車店は多くの顧客を抱え、そのなかで商品である車を必要に応じて「この軽自動車は○○さん所のお嬢さんにはにはちょうどいいかも」「○○商店の親父がハイエース欲しがってたなあ」という具合に仕入れ、販売し時にはくるくる循環させて利益を得ています。顧客の暮らし向きや職業まで把握し適切な車を斡旋してくれるので、便利で安心な面が多々あります。

【利益率が一番いいのはやっぱり?】

行きつけの中古車店を持っているといざという時に親身になって相談に乗ってくれて、ありがたい存在になり得ますが、とはいえそこはやっぱり商売。会社として成り立たせるには利益を追求する必要に迫られます。そこで知っておいてほしいのが小規模店は特にそうなのですが、主な収入源なのは私たちは「手代」と呼んでいた車検や修理に伴う交換した部品代を除いた「作業工賃」であることです。工賃は原価のかからない純粋利益なので効率良く資金面を安定させられる中古車販売店や修理工場が最重要視する要素なのです。例えるなら地元の床屋さんってなかなか無くなりませんよね?何だかそんなに大繁盛している気配を感じなくても長い間ちゃんと営業を続けています。それは初期投資を除けば、消耗品代は掛かるものの売り上げの大部分が純利益である「技術料」であるためです。

200万の車が売れた!!嬉しい!・・・訳ではない】

そこで浮かび上がってくる車業界特有の問題点があります。それは高額で買い取りやっと売れた高級車が必ずしも多くの利益をもたらしてくれる商品だとは限らないという、他の業種からすると摩訶不思議な現象が起こることです。大手チェーン店は買い取った商品数が大量なので利ざやの少ない業者専用オークションで車をさばき続けても経営は十分成り立ちます。しかし個人商店などの買い取り件数などは知れたものなのでオークションでさばいてばかりいては経営に支障が出てきます。そこで買い取った商品はできうる限り顧客に直接販売したいところですが、当然高額で買い取った車は手入れも行き届き、外観も内装も文句なしの1級品で主な利益のもとである「作業工賃」を上乗せする事ができず、買い取り価格と指して大差ない値段で売るしかない、よって利益率が低く決して手放しでは喜べない状況になる場合があるわけです。

【極論を言えばこうなります】

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが結論は、中古車店にしてみれば「問題が数々あるので安く買えるが物自体は人気のある車種」を仕入れ、手をかけ暇をかけ「作業工賃」をたっぷり上乗せした、お手頃価格の車が売れると万々歳な訳です。そこで考えられる買い取り傾向としては、ピカピカのどこに出してもそれなりの評価を受けるであろう車は相場を無視してでも極力安く見積もらなければならないのでおすすめできる売却先とは言いづらくなります。反対に機械的に買い取り基準をキッチリマニュアル化している大手ではろくな評価を受けなかった車でも、技術の優れたスタッフのいる気心も知れた行きつけ店なら、「作業工賃」の上乗せを見込める商品としてのプラス評価を付けてもらえたり、継続車両購入を条件として下取り価格等に手心を加えてくれるかもしれません。

【まとめ】

病院もそうですが、やっぱり掛かり付けの業者がいればなにかと安心です。車の購入、売却時に限らずカーライフの充実に役に立ってくれるはずなので優良な地元店をリサーチしておくと良いでしょう。

 

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