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正しい洗車法を身につけておこう!・・・その1

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今回は高価査定の重要なポイントとなる車のボディーの状態を保つ一番の手段と言える日頃の洗車について、プロ目線から色々と述べてみたいと思います。

【まず間違って覚えてしまった洗車方法は忘れてしまいましょう!】

やっと手に入れた真新しい新車、輝くボディや鮮やかなカラーリング、いつまでもこの状態を維持しておきたいですよね。そこでオーナーさんはお休みの度にせっせと洗車をします。そこでちょっとストップ!間違った方法での洗車は逆効果になって車体をかえって傷つけるはめになってしまいます。買ったばかりの新車の塗装面は柔らかくてデリケート、過度の洗車はどんどん小キズをつけてしまいます。それを防ぐにはまず汚れたボディを大量の流水で流すことから始めてください。多くの場合新車は納車までにディーラーの外注によるコーティングが施されているはずです。ひどい汚れではないケースでは水で流すだけでほとんど落ちてしまうでしょう。この時点でごしごしとやってしまうのは赤ちゃんのすべすべお肌をたわしでこすってるのと同じこと、やめておいてあげてください。

【頑固な汚れがついてとれなくなったら?】

流水での洗い流しではとれなくなった頑固な汚れ。多くは並走する車の排気ガスからでる油の付着や、夜間の高速道路の走行によって車体全部にこびりつく虫の死骸などがそうですが、このような汚れの除去には専用の洗剤の使用がネットなどでも多く紹介されています。油汚れには界面活性剤を主成分とするもの虫の死骸にはグリコールエーテルを利用した分解除去剤等がそれに当たります。確かに効果のある液剤が販売されているのですが、能力の優れた液剤はその分ボディーの塗装面への影響力も強いので使用には細心の注意が必要です。放置すると化学反応を起こし取りづらくなるこれらの汚れも、付着直後であれば水だけの洗車で十分落とせるはずです。目の細かいスポンジなどの柔らかい物に洗浄効果を期待するというより摩擦を減らしてボディーを傷付けない作用を求めた、弱酸性シャンプー等を良く泡立てて洗車をすれば安心です。そんなに頻繁にメンテする時間がとれず、図らずもこびりついてしまった場合は前述した液剤を利用しますが、車体の目立たない場所でパッチテストをした後施工し、使用後はいつも以上に丁寧に水で流しキッチリ拭き上げてあげましょう。

【一番大事なのは洗い上げではありません】

良く一戸建ての駐車場で休日返上も覚悟で隅々まで丁寧に洗車しているお父さんを見かけますが、洗い上げは異常に細かいのに拭き上げが若干荒い方が多い気がしてなりません。私たちが納車前などに車を仕上げるとき最も時間を割き留意するのは「車体に水分が残っていないか」の一点です。何故なら衛生管理の行き届いている日本の水道水には、当然カルキが含まれています。このカルキによる「イオンデポジット」の除去があらゆる車体に汚れのなかでもトップクラスに厄介だからです。どんな症状なのか一番分かりやすい例を上げるなら、お風呂場で長い間使い続け、なかなか手入れされていない鏡に付着していてちょっとやそっとじゃ取れない頑固なやつがそれです。ひとたび丸いリングのような鱗状のイオンデポジットがついてしまいその除去となると、液状の非研磨系のクリーナーもありますがあまり効果がない場合が多く、結局は研磨剤を用いてガリガリと塗装面ごと削り取る外科手術が必要となってしまいます。

【まとめ】

削り取るなんて聞いただけで嫌になってしまうオーナーさんもおられるでしょう。しかし、エアコンプレッサーを利用して細かい箇所の水分まで吹き飛ばし、セーム革のクロスなどを駆使して拭き上げる我々業者と異なり、ご家庭でしっかり水分を吹き上げるには根気と時間が掛かります。そこで次回はセルフ洗車場の有効活用法や、ガソリンスタンドが提供している手洗い洗車等のついて述べますので是非続けてご覧ください。

 

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