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プロが教える中古車選びのポイント・・・店舗、スタッフ編その1

ユーザーさんはアンテナを張り巡らし、よい中古車を探そうとご苦労されていることでしょう。そこで今回は同業者だからこそ知りうる中古車選びのポイントを紹介することで、その手助けになればと考えています。
まずは第一段として「将を得るなら馬から」優秀な中古車店、スタッフの見分け方からスタートします。

【これは安い!!でもオトリ在庫に注意しましょう】

皆さんが中古車を探す手だてとして良く用いるのが、カーセンサーやGoo等といった中古車雑誌やネットなどの情報サイトだと思われます。そこで相場よりもかなり手頃で自分の予算や好みに合った車を見つけたとしましょう。そんな時は焦っていきなり店に向かわず、一度落ち着いて電話で在庫を確認してください。「ああ、その車はたった今売れてしまったんですよ!!一足違いでした。でもウチにはもっといい車が・・」と言われたら客寄せのオトリだった可能性大です。特に雑誌に比べ情報の反映が早いネットサイトでその1台だけやたら条件がいいときなどは決定的です。「忙しくて更新できなかったんですよ。」は多くのお客候補にダイレクトで接触でき、売上UPの大チャンスであるサイトの更新を怠っていると自分から白状しているようなものです。足を運ぶ必要すら私には感じられません。

【まずは店内をうろちょろしてしっかり観察しましょう】

電話の応対も良く、良さそうな車がたくさんあるなと感じたなら、電話だけで話を進めず実際に店に向かいましょう。その時「先程電話した○○ですが・・」等こちらからアクションを起こしてはいけません、あくまで冷やかし客を演じてください。すると、販売スタッフの「素」の接客態度が見られ、店の良し悪しを判断する材料になります。多くのお店では限られた来店客を見逃さないためと、いたずらなどを防ぐために中古車展示スペースに人が入るとブザーなどでスタッフに知らせるようにセンサーが張られているので気がつかないことはまずありません。しかも事前に電話で来店を告げている客が何時来るかもわからないにも関わらず、長時間放置された場合はこの時点でアウト!帰りましょう。また、実際に並んでいる商品が汚いのも当然マイナスポイントです。こまめに洗車をして、いつも完璧な状態に保つのは確かに困難ですが、晴れの続いた週末などにそのような状態のお店は商品管理がなっていないと判断して間違いないでしょう。

【エンジンをかけさせてくれない・・・なぜ】

電話で来店を告げた者だと名乗らぬ前に、すっと隣に寄り添い絶妙なタイミングと柔らかな口調で「今日はお休みですか?天気も良くて気持ちいいですね」等といった売り毛を感じさせないトークで切り込んでくる営業マンはとりあえず合格です。心地よく他の車の特徴等を聞きながら意中の車に向かいます。客「この車いいですね。エンジンかけて調子を知りたいのですが」スタッフ「いえ、こちらゴムの劣化を防ぐためにベルトをはずしているので、今はエンジンかけれないんですよ」これは一理あるのですが、半分嘘です。まず劣化すると主張しているファンベルトなどの部品代は数百円と知れたもので、いちいち付け外しする手間の方が私は嫌です。本当のところは展示車をいついかなる時でも、お客様の当然の要望であるエンジンの状態確認や試乗等に答えるには、こまめにエンジンをかけてバッテリーの劣化を防いでいないと不可能です。ガソリンもちょくちょく補充しなければならず、毎日何回も長期間繰り返す作業なので大変な人手と経費が掛かります。その手間を省く業者の苦肉の策なのですが、反対にすぐになんの躊躇もなくエンジンをかけてくれて試乗にも応じてくれるお店は大変優秀と言えます。

【まとめ】

まずは中古車店の販促状況やスタッフの対応など導入からチェックすべき点を挙げてみました。次回は中古車店の運営スタイルや設備面のポイントについて迫っていきます。

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