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大事なお金の話・・・マイカーローン徹底比較

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さて今回は新車、中古車購入時に皆さんが利用することの多い自動車ローンについて触れて、皆さんのライフスタイルにあったローンの選択の参考になれればと思います。

【どのローンを選ぶべきなのか?】

各社が提供しているマイカーローンは金利や手数料、審査体制など実に多岐にわたります。大きく分類すると
1
、銀行系
2、信販系
3、ディーラー系
3つに分けられます。以前は他に中古車販売会社の自社ローンも存在しましたが、今はほぼ無くなっているので割愛します。

1、銀行系・・・抜群の安心感】

ローン三系統のなかでもっとも低金利が設定されているのがこの銀行系です。地方銀行やJA、信用金庫等の提供しているローンがそれにあたります。概ね3%以下の低金利と信頼性は多いに魅力的ですが、審査が非常に厳しいのが特徴です。中でも私が以前勤めていたJAのマイカーローンはそもそもJA共済やJAカードローンの利用歴、または組合員でないと利用できません。ここでちょっと裏技なのですが、農業従事者でなくとも一定額をJAに出資し(地方ごと異なりますが、概ね数千円でOK)準組合員となりJAバンクの口座を持てばローンが使用可能になります。またこれが重要なポイントなのですが、共済やローン利用のみで一般からマイカーローンに申し込んだときの保証会社はUFJニコス等の民間保証会社で信販系カードローン等の履歴を共有しているので、万が一過去に金融事故(数度の延滞等)が少しでもあると審査ではねられる可能性も大きくなります。しかし、準組合員として申し込むとJA固有の保証団体、農業信用基金協会での審査、保証となるため他の銀行系ローンと比べると比較的緩くなるケースが多々見られます。出資金は脱退すれば全額戻ってきますし、金額に応じて毎年配当金も受け取れるので「安心な貯金」として利用してもよいかもしれません。

2、信販系・・・とにかく手続きが楽です】

非常に借りやすく安易に利用しがちなのがクレジット会社が運営するマイカーローンです。まずは「金利、手数料が高い」=「審査が甘い」と考えてまず間違いないでしょう。主に中古車の購入時には購入する業者が必ずローン会社を指定してくるはずです。指定外のローンの使用ももちろん可能なので、目の前の金利の数字を鵜呑みにせず、実質金利をちゃんと確認しましょう。この実質金利とは保証会社に支払われる「保証手数料」を含んだ金利の事です。実はもし支払いが滞った場合は、ローン運営信販会社ではなくこの保証会社が債務を弁済することになります。よってこの保証手数料が高い会社は少々リスクを背負っても審査を通す保証会社だと考えられます。また覚えていて欲しいのは購入した車の「所有権留保」についてです。車検証の使用者欄は自分になっているのに所有者欄が購入先販売店やローン運営信販会社になっているケースがあります。これはローンの完済まで車を勝手に処分できないようにする予防処置で購入者の金融信用状況がいまいちな時や、高額ローンを組んだときに発生します。また、前述した銀行系ローンの場合は一般的に所有権留保を行いません。きちんと返済していれば全く影響はありませんが、完済したときはその後の転売などが厄介になるので「所有権解除」の手続きを購入店に必ず依頼してください。

3、ディーラー系・・・う~んいいとこ無しかも】

新車購入時等にはトヨタならば東京トヨペット等の自グループローンを勧められるはずです。しかしこれがなかなかの高金利(67%代)しかも審査も厳しいときて、個人的には全くおすすめする要素が見当たりません。唯一といっていい利点は銀行系と違い土日も対応していますし、審査時間も30分程度で待たずに済むことぐらいでしょうか。あと風の噂程度でディーラーローンを使えば新車の値引きに応じてくれるなどと聞いたこともありますが、多分難しいのではないかと思われます。

【まとめ】

かなりの高額な買いものになる自動車の購入では利用するローンを慎重に吟味する必要があると思われます。早く車を手にいれたい気持ちをグッと堪えて、まずは利用するローンの下調べを充分に行ってください。