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新車販売ランキング常連車、その人気の秘密に迫る!!

さて、前回まで幾度か触れてきたように「新車が売れれば中古も売れる」という持論にしたがって、様々なメディアで発表される売り上げランキングに度々登場する、人気軽自動車をいくつか挙げてその理由を述べてみたいと思います。

【ホンダ・・・N-BOX】

「New・Next・Nippon・Norimono」のキャッチフレーズで有名になったN-BOXは、人気カテゴリーでありながら、当時他社に比べ手薄だった軽ハイトワゴンの分野への参入を目指したホンダが開発、販売した車種です。2011年に初登場するやいなや、たちまちユーザーの心をつかみました。特にエアロパーツを装着した「カスタム」は、軽ワゴン車の主なターゲットであるファミリー層に媚びすぎず、個性的で精悍なフロントマスクと、直線的でスクエアなデザインが若い男性にも評価が高く、ホンダの広範囲の顧客獲得に寄与しました。

【ダイハツ・・・タント】

たんと積める、たんと乗れるという意味での安直なネーミングかと思いきや、イタリア語で「とてもひろい、たくさんの」という意味まで持っていたタント。初代モデルが販売された2003年当初では軽自動車最長の2,44メートルのロングなホイールベース(前輪車軸と後輪車軸との距離のこと、居住空間の広さを知る基準の1つになる)を誇りました。特に2013年発売の3代目タントは翌年の年間新車販売台数で、全車種中第1位となりこれは軽自動車として6年ぶりの快挙でした。その圧倒的な支持の理由はここでも取り上げている同分野の競合他車種が、初代モデル若しくは2代目と歴史が浅く、このジャンルのパイオニアとしての熟成度が群を抜いている点です。つまり「燃費を向上させて欲しい」「もっと解放感が欲しい」といったユーザーからの要望をしっかりと享受し、先代に比べリッター当たり3㎞の燃費向上や、両側スライドドアを導入するなどの進化を続けてきた成果と言えるでしょう。

【ダイハツ・・・ウェイク】

名前の由来は前述した王者タントの上を行く→上行く→ウェイク・・・かなりの無理矢理感でしたが、英語の「目覚め、呼び起こす」の意味も込められていると知り安心しました。玉山鉄二さんが出演するコミカルタッチのCMもシリーズ化したこのウェイク。今まではRV車に走りがちだったアウトドア派が、思わず目を止める広い車内スペースとカラフルかつスタイリッシュなデザインで好調な売れ行きを見せています。なかでも多彩すぎるシートアレンジは使いきれないほどで、ロングラゲージモードでは自転車を2台積んでのサイクリングデートが楽しめたり、足を伸ばせるソファーモードに変えてゆっくりくつろいだりとカーライフを豊かにしてくれる事間違いなしの人気車種です。蛇足ですが、釣りざおも楽々積めるので釣りが趣味の筆者の次期購入車両候補NO.1です。

【日産・・・デイズ】

上からの駐車位置が見えちゃうアラウンドビューモニターが軽自動車に初搭載されたことで話題を集めたデイズは、三菱の3代目ekワゴンとの共同開発車です。ekに比べメッシュタイプに変わっているフロントデザインがクールなイメージを付加しています。2013年デビューしたばかりのデイズですが、十数年にわたりekが培ったノウハウと販路をいかし吸い上げたユーザーのデータをもとにした、エマージェンシーブレーキの導入等に代表される安全設計は秀逸で、2社の人材と技術を結集した10にも及ぶグレードラインナップは消費者の幅広いニーズに応えています。

【スズキ・・・ハスラー】

すでに紹介したウェイク同様、アウトドア志向のユーザー向けに、同じくクロスオーバー車種であるKeiの販売終了を惜しむ声を聞いた鈴木修会長の肝いりで開発され、同社が過去に生産していたオフロードバイクTSの愛称を引き継ぎハスラーと名付けられました。軽トールワゴンとSUVの融合という新ジャンルに挑んだ意欲作で、トールワゴン特有の広い頭上空間を確保しつつ、15インチと軽では大きなホイールを使用しているにも関わらず最小回転半径4,6mと小回りも効きます。また、スタビライザー(車体の横揺れ防止装置)の採用やショックアブソーバ(振動減衰装置)のチューニングを施すことで悪路走行時の安定感とSUV並みの重厚な乗り心地が楽しめます。

【まとめ】

今回はどうしても紹介したい部分が多くてちょっと長くなってしまいました。皆さんも一緒に今後も魅力的で革新的な軽自動車の誕生を期待しましょう。

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